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養老保険と比較して、掛金がかなり安いのが目立ちます。支払い保険料の累計額をみれば一目瞭然です。養老保険の場合は総額945万6000円の支払いですが、共済では55万2000円のみでいいのです。

さて、ここで重要なのが、あなたに貯蓄への意志が強くあるとして、という前提で考えた場合です。万が一、死亡した時の受取金は、掛け捨ての共済保障のほうがぐんと多くなります。当然でしょう。

1000万円の保障の上に、月々の差額が蓄えられているのですから。一方、養老保険の「死亡時受取金額」は1000万円のままです。

でも、養老保険には「貯蓄の代わりになる」という考えがあり、毎月保険料を支払っていけば満期の時に、掛けた保険料総額よりも多くの「満期保険金額」が受け取れる、すなわち945万6000円支払って1000万円戻ってくるから54万4000円増えると考えられます(加入時の年齢が上がると逆転します)。しかしここでよく考えてみる必要があります。養老と掛け捨ての差額を計算してみましょう。

10年間の差額が毎月3万7700円、その後の10年間の差額が毎月3万6500円となると、掛け捨ての場合、890万4000円を貯蓄することができます。そのうえ、これは20年間の途中、ずっと手元にあるお金です。

もし緊急事があれば使用できるものです。また、あなたが養老保険なみに2%で運用しつづけたとすれば、1100万円を超える額にもなります。私の判断は、勝ち負けでいえば、掛け捨ての勝ちとなりますが、それぞれの方で性質は異なるわけですから、ご自分での判断にゆだねます。

ただ一点申しあげたいことは、これからは保険と貯蓄をセットで考えるのはやめたほうがよいだろうということなのです。

さてここで、利用者がはまりやすい大きな落とはでもある「下取り転換制度」についてお話ししましょう。

すでに外務員の勧めによって「下取り転換Jをされてしまった場合は、残念ですが仕方がありません。しかし今後、もし「下取り転換Jを勧められた場合、決してこの制度を利用してはいけません。

そもそも本来ならば保険は「掛け捨て」で充分だと思うのですが、保険会社の利益と都合のために養老保険や終身保険を勧められるケースが多いものです。そして、それに加入したところ、数年後には「この保険を下取りして、もっと保障の大きいものにしておきませんか?Jと勧められることがあります。これがいわゆる「下取り転換」です。

イメージとしては車の下取りのような感じで、古く時代に合わなくなったものを最新型に買い替えるような印象ですが、じつは保険契約者のメリットはゼロ。むしろ保険会社のための制度といってもいいくらいです。下取り転換をするくらいならば、新たに他の保険に入ったほうがよっぽど賢い方法と思います。